意外に身近な「為替」
為替というのはもともと一般的にお金を送金することや金銭の授受のことを言いますが、私たちが為替という言葉を使う場合は、ほとんどが「外国為替」という意味合いで使っているのではないでしょうか。
つまり「為替」イコール「外国為替」という感じです。
そしてこの外国為替の意味は、2国間の通貨を交換(exchange)すること、または二国間の通貨価値の対比という意味も持ち合わせています。
外国為替というと、「外貨投資などを行っている人には身近な数字かも知れないけれど、自分にはあまり関係ない」と考えている人が多いかも知れませんが、特に外貨投資などをやっていない人にとっても、消費を行っている以上、為替は生活に大きな影響を与えています。
車のガソリンの価格は、原油価格の動きに大きく左右されて高くなったり安くなったりしますが、輸入されて日本に入ってくるものですから、為替相場もガソリンの価格に大きく影響します。
仮に原油価格が高騰しても、為替相場が大幅に円高に動いた場合は、ガソリンの価格の上昇はやや抑えられるでしょう。反対に円安相場と原油価格の高騰が重なれば、ガソリンの価格はかなり上がることになり、家計にも大きな影響を与えるはずです。
もしかしたら、その円安相場は家計支出を抑える傾向を生み出すかも知れないわけですから、最終的に為替相場の影響が、私たちが気づかないうちに家計というフィルターを通して、国内の経済にも影響を与えるかも知れないわけです。
日本の食料自給率は40%程度で、半分以上の食品を輸入に頼っていることを考えると、為替相場の1円の変動が、企業や個人の家計に大きく響いていく可能性があることに改めて気づかされます。
これまで為替相場に無関心だったという方も、自分の財布にも影響を与える為替について興味をもって見てみると、為替のことがもっと理解できて面白いかも知れませんね。